関東学院大学戦レビュー
19年ぶりに勝利した関東学院大学戦の勝因について述べてみたいと思います。
まず第一要因として新本亘選手(LO)の前半のカラダ張ったプレーを挙げたい。 新本選手は、昨シーズンからFWにコンバートされたプレーヤーで4年生にして初めてレギュラー獲得した選手である。ガタイはデカイが、体を張ったプレーが少なく正直、関東学院大学戦までのプレーぶりには不満いっぱいでありました。ボールはよくもらっていましたが、トップスピードでボールを貰うことなく、キャッチ後はパスしかしないイメージでした。 ところが、この試合では、キックオフから気迫溢れるタックル、アタックでもパスはせず、縦へカラダを張った突破を繰り返していました。 最大の山場は前半6分に相手キックからの切り返しで北田選手のハイパントをキャッチした関東学院大学SH高城選手へのタックルでした。この一発のタックルにより高城選手は交代になりました。高城選手はキャプテンであり、攻撃の起点として重要選手でした。そんな選手を交代させたタックルが勝利への第一要因と考えています。 第二要因としては、SO北田選手とFB棚橋選手とのDF時のポジションチェンジを挙げたい。 当初、関東学院大学のトライゲッターWTBの杉田選手⑪のマークにDFのよい棚橋選手をつけるのかなと予想しておりましたが、予想反してSOとFBとのポジションチェンジでしたが、このフォーメーションによりBKのラインDFは機能して関東学院大学の自慢のBKを自由に走らせることはありませんでした。 また、ポジションチェンジにより、苦手なDFから解放された北田選手がFBのポジションからのキックによるエリアマネジメントを有利し、アタック時のプレーに切れを見せて個人技からのトライ、棚橋選手へのアシストとポジションチェンジが攻守に渡り成功したことが第二の要因であり、この決断を指示した首脳陣のゲームマネジメントにあっぱれを送りたい気持ちになりました。 第三要因は、ハンドリングエラーの少なさ(ノッコン)を挙げたい。 正式に数えてはいませんが、ラインアウト内とFWがラックからピックミスぐらいでした。特にキックのキャッチミス一切なかったことがエリアマネジメントにおいて有利に働いた要因でした。 第四要因は、ラインアウトの安定及びスティールを挙げたい。 関東学院大学はFL宮川選手を擁してラインアウトには絶対的は自信があったはずが、スカウティングの成果なのか結果は、マイボールはほぼキープ、相手ボールも何本かスティールして相手の強みを消すことが出来たことが勝因のひとつでしょう。 |
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